JAセレサ川崎 Ceresa 2025年10月号
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KawasakiCraftStrawberry(かわさきいちご研究会)は9月16日、育種講習会および育苗巡回検討会を開き、会員11人が参加しました。同研究会は、市内で施設イチゴの生産者が増えたことを受け、昨年6月に設立。市内産イチゴの規模拡大やブランド化を図るため講習会などを通じて知識を深め、イベントなどにも積極的に参加しています。当日は、初めに本店で講義を行い、県農業技術センターの三田村芳樹氏が講師を担当。県オリジナル品種「かなこまち」を品種登録するまでの経緯などについて説明しました。その後、参加者は高津区のイチゴ生産者2人の施設を見学し、定植前の葉の大きさや軸の状態などを確認しました。小泉博司会長は「近年イチゴ生産者が増えうれしく思っている。市オリジナル品種の開発を目指して、一丸となり活動していきたい」と話しました。JAは9月24日、市農業技術支援センターで、市内生産者が育苗したイチゴ苗の花芽分化調査を行いました。同調査は、管内のイチゴ生産者および担い手支援の一環として毎年実施。12月の高価格帯の時期に販売できるよう適正な定植時期を案内し、組合員の所得向上を目指すことを目的に開催しています。当日、営農支援課の衣巻巧営農技術顧問の他、JAや市の職員が、生産者の持ち込んだ苗を調査。苗から葉を丁寧にはがし、顕微鏡で1株ずつ花芽分化の状況を確認しました。苗を持ち込んだ生産者は「定植の最適なタイミングを見極めることができてありがたい。ここまでは順調に育っているので、シーズンに向けて準備していきたい」と話しました。ランシップ」で開かれた静岡県家の光大会に出席し、梶稔組合長が教育文化活動事例報告を行いました。JA教育文化活動の促進とさらなる発展を目的に開催。同講演は、今年2月に開催された全国家の光大会で当JAが発表した内容が注目され、今回の依頼へとつながりました。事例報告~組合員と共に~」をテーマに支店協同活動の他、組合員学習講座やかわさき農業フェスタの取り組みなどについて発表しました。活動のヒントになればうれしい。地域の未来を創っていく仲間として、互いに高め合っていきたい」と話しました。JAは9月3日、静岡県の県立複合文化施設「グ同大会は、家の光三誌の記事活用体験を交えて、当日、梶組合長は「JAセレサ川崎教育文化活動梶組合長は「セレサ川崎の取り組みが少しでも  かわさきいちご研究会講習会と施設巡回で知識向上静岡県家の光大会で梶組合長が講演イチゴ苗の花芽分化の状況を調査生育状況を確認する会員力強く講演する梶組合長Ceresa No.337Ceresa No.337顕微鏡で花芽分化の状況を調査する衣巻顧問(左)77

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