JAセレサ川崎 Ceresa 2025年10月号
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音楽との出会いは、私が3歳の時に父が買ってくれた小さな赤いピアノです。私がとても楽しそうに弾いていたので、小学2年生の頃から本格的にピアノを習わせてもらうことになり、その後は大学でピアノ科を専攻するなど、夢中で鍵盤に向かいました。時には思うように奏でられず悔しさを感じることもありましたが、「音楽が好き」という気持ちが原動力となり、練習に励み続けました。大学卒業後は音楽教室の講師としてなジャンルの音楽と出会ったことで、指導する喜びを知り、自身の音楽の幅が広がりました。結婚後は、娘が所属する子ども会の鼓笛隊で10年以上講師を務め、合奏用の編曲や一人一人に合わせた楽器のパート割りなど児童に音楽の楽しさを伝えるために情熱を注ぎました。児童が練習を重ね、老人ホームや地域のイベントなどで堂々と演奏する姿を見た時には、成長を間近で感じ胸が熱くなったことを覚えています。現在は大学時代の友人らと共に演奏を楽しみ、チャリティーコンサートに参加したり合唱団で伴奏したりしています。昨年10月のコンサートには、父が会場に駆けつけてくれました。うれしそうに演奏に耳を傾ける姿を見た時、少しでも親孝行ができたように思い、両親が与えてくれた「音楽」という財産に改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。音楽は多くの出会いを与えてくれただけでなく、気持ちをリフレッシュできたり、困難を乗り越える力になったりと、私の人生に欠かせないものです。「音楽のパワー」を信じ、広がった縁を大切に、これからも心を込めて演奏を続けていきます。ルト小泉 真由美さん(幸区北加瀬)女性部 日吉支部心からの音色心からの音色 鍵盤に感謝を込めて 鍵盤に感謝を込めて女性部★青壮年部 部員紹介ゥイン ク ル子どもの手が離れた30年ほど前から活動へ参加しています。実母と共に活動する中で交流も増え、今では地域の仲間がたくさんできたことをうれしく思っています。最近は、日吉支部で初めて行った「コーラス教室」の講師を担当しました。部員の皆さんが私の伴奏で楽しそうに歌う姿を見ることができ、幅広い世代の人と共に活動することの喜びを改めて感じました。先輩や仲間に支えられ3年前に地区長を経験し、本年度は初めて支部長となりました。思いやりと助け合いの気持ちを大切に、女性部活動を皆さんと楽しんでいけたらうれしいです。母から受け継いだ女性部活動を次の世代へとつないでいきたいです。Enjoy!CERESA 〜女性部日吉支部〜1610年ほど勤め、多くの生徒やさまざまト ゥ インク

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