JAセレサ川崎 Ceresa 2025年8月号
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JAは7月2日、幸区南幸町にある市南部学校給食センターの見学会を開き、中学校給食事業の登録出荷者と見学しました。今回の見学は、以前よりJAと市で意見交換を重ね、「地元の新鮮な農産物をもっと活用してほしい。子どもたちへどのように給食として提供されるか工程を見たい」という出荷者の声から企画。同センターの協力も得て、同見学が実現しました。当日、出荷者らは市職員の案内で施設を見学した他、映像によるセンター紹介や栄養士を含めた職員との意見交換を実施。その後、トマトやタマネギを使った給食を試食しました。参加者は「学校給食の調理工程を実際に見ることができ良い機会となった。生産者として栽培技術をさらに磨き、安全安心な農産物を届けていきたい」と話しました。川崎で生まれた「香辛子」が、市内の市立中学校で給食の食材として提供されました。今回、7月の献立として全52校に提供されたメニューは「ニュータンタンメン風春雨スープ」。中学校給食献立コンクールで数多く応募があったメニューを参考に、「川崎のソウルフード」を提供する「元祖ニュータンタンメン本舗」が監修した給食が誕生しました。香辛子とは、2018年に市内の企業が開発したハーブペッパー。フルーティーな香りが特徴で、辛みづけではなくフレーバーとして幅広い用途で使われます。今回の献立では、人気のスープをより引き立たせるよう香辛子パウダーをふんだんに使い、伸びやすい中華麺は春雨に変更しました。7月3日には川崎区の市立渡田中学校に梶稔組合長や福田紀彦市長らが訪問。梶組合長は生徒と共に給食を味わい、「川崎生まれの香辛子を給食で食べてもらえてうれしい。これからも市や有名店と連携し、川崎の農業を次の世代に伝えていきたい」と話しました。出荷者が給食センターを見学子どもたちの声がカタチに香辛子×川崎のソウルフードが給食に登場 育てた野菜が届く場所88調理工程を見学する出荷者ら香辛子を使った春雨スープ給食を囲む梶組合長と生徒ら出荷者も一緒に試食

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