JAセレサ川崎 Ceresa 2025年8月号
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野菜の特徴やおすすめのレシピなどをまとめた手作りのPOPを掲示しています。また、直売所を通じて子育て世代の悩みや、お年寄りの健康についての相談に乗ることも増えてきました。親身に寄り添いたいという思いから和漢薬膳師の資格を取得し、「食」から始める健康づくりについて伝えています。「直売所に来たら誰かと出会える」、野菜を介して気軽に人が集える場所を作りたいです。康と幸せを大切にしています。そのためには「食」がとても大事です。健康のためにはただ食べるのではなく、意味や意識を持つことが大切ということを多くの人に伝えていきたいです。人と接する仕事が大好きと話す木所さん。人が自然と集う明るい直売所を運営していく姿をこれからも応援していきます。ここ Q農業を始めたきっかけは?A義父が体調を崩したことを機に「私にできることで力になりたい」と思い、見よう見まねで収穫や直売所の手伝いをするようになりました。Qどんな品目を作っていますか?A現在は夫や義母と約30㌃の畑で年間40品目ほど栽培しています。年間を通じて新鮮な農作物を直売し、地域の方々に喜ばれています。中でも主力のトマトとイチゴは、食材にこだわる知り合いのケーキ屋とパン屋で使ってもらいうれしく思っています。Qどのように販売していますか?A自宅前に自動販売機を設置する他、対面販売しています。そこで生かされている私の強みは「農家ではなかった」ことです。自身が感じた「農家の不思議」や野菜の栄養素などを利用者に伝え、「知らなかった」を「そうなんだ!」にすることが私の役目だと思っています。Q販売で工夫していることは?A幼稚園教諭の経験を生かし、Q今後の抱負を聞かせてください。A未来を担う子どもたちの健取材を終えて14市内の農家に嫁いで21年、幼稚園教諭を退職するまで農業に触れる機会はほとんどなく、「どの野菜がいつ旬を迎えるかも分からなかった」と話す木所紗織さん。ゼロから農業を始めた強みを生かし、家族で運営する直売所で食の大切さを伝える木所さんに話を聞いていきます。高津区下作延木所 紗織さんFamer's Voice子どもたちが大きくなり、自分の時間が使えるようになったので、自農園のインスタグラム発信頻度を上げていきたいです。日常の珍事や作った料理の写真を見ていただけたらうれしいです。 「木所農園」と検索してください。「また来たい」と思える直売所 地域のコミュニティーに

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