ことは大きな財産となりました。向丘支部では「じゃがいも学校」と称し、食農教育事業の一環としてさまざまなイベントを行っています。設計に携わる「トウモロコシ迷路」は毎年好評で多くの人でにぎわい、手応えを感じています。れるよう、新たな取り組みとして自身の畑でジャガイモとエダマメの収穫体験を企画し、地域住民らが農業と触れ合える場を作りたいと思っています。また今後は農園のSNSアカウントを開設し、より積極的に食と農の大切さを発信していきます。取材中もたくさんの方が直売を訪れ、一人一人に声をかける姿が印象的だった三ッ橋さん。これからも農業で地域を盛り上げる姿を応援していきます。Q農業を始めたきっかけは?A幼い頃から祖父の手伝いで種をまいたり、肥料を運んだりして農業に携わってきましたが、祖父が高齢になり、元気なうちに栽培の基礎を学ぼうと6年前に就農を決意しました。Qどんな品目を作っていますか?A現在は祖父や父と約7アールの畑で年間30品目ほど栽培しています。主力のトマトやエダマメの他、ルバーブや強い辛みが特徴の青トウガラシなどの変わり種も生産しています。青トウガラシは、宣伝を兼ねて自宅でグリーンソースにして近所の方々に無償で使ってもらい、味のアクセントとして好評を得ています。Qどのように栽培していますか?A以前は昔ながらの手作業で農業を行っていましたが、青壮年部に加入したことで、仲間と情報交換でき、農機による省力化に興味が出てきました。マルチャーなどを導入することで、作業効率が上がり、作物と向き合える時間も増えて品質の向上にもつながりました。Q青壮年部での活動は?A高い志を持つ盟友と出会えたQ今後の抱負を聞かせてください。A地域と農業を結ぶ架け橋とな取材を終えて14高津区上作延三ッ橋 勇樹さん代々続く農業を守りたい思いで、11年勤めた会社を退職して就農した三ッ橋勇樹さん。今号では自宅前で直売する他、新たな取り組みで、地域とつながりを強めようと奮闘する三ッ橋さんに話を聞いていきます。 Famer's Voice家族恒例行事の旅行はとてもリフレッシュでき、仕事の糧になります。2年前に家族旅行でニュージーランドに行き、大自然の中でのドライブはとても癒され良い思い出になりました。農業で地域とつながり 発信していきたい
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