栄養士●吉田理江春は環境の変化による緊張やストレス、また花粉、寒暖差の影響で睡眠の不調が起こりやすい季節です。睡眠の不調が続くと集中力の低下、慢性疲労、高血圧、糖尿病など、生活習慣病のリスクが高まります。今回は、春の睡眠トラブル対策にお薦めの食べ物と飲み物をご紹介します。■米米は睡眠の質を上げたい方にお薦めです。米、パン、麺類などの炭水化物を取ると体内で分解されて、脳のエネルギー源のブドウ糖になります。睡眠中も脳は働いているため、エネルギー不足にならないよう夜もしっかり炭水化物を取りましょう。炭水化物を極端に減らしたり抜いたりすると、筋肉や水分が減り一時的に体重が減りますが、不調を招く恐れがあります。体重が気になる方は炭水化物の中でも特に米がお薦めです。米はパンや麺に比べると砂糖、塩などが入っていないため、罪悪感なく食べられるでしょう。魚、卵、乳製品、大豆製品などのタンパク質に含まれるトリプトファンから作られます。米と一緒に焼き魚などタンパク質も取るようにしましょう。忙しくてコンビニエンスストアなどでお昼を買うときは、さけおにぎりを選ぶといいですね。■緑茶質を改善する効果も期待できます。またカテキンには強い抗酸化作用があるので、アンチエイジングにも効果が期待できます。肌年齢を若く保ちたい方にもお薦めです。しかし、緑茶にはカフェインが含まれているため、眠る前は控えると良いでしょう。お茶を入れた後の茶殻をレンコンと炒めたり、ざっくり刻んでワカメ、ご飯と混ぜておにぎりにしてもおいしく食べられます。に美しく過ごしたいですね。睡眠を促すホルモンのメラトニンは肉、緑茶に含まれるテアニンには、睡眠のおいしく食べて睡眠の質を上げ、元気しっかり食べて春の睡眠トラブル対策 17CeresaNo.331令和6年の納税義務者本人の合計所得金額が1,000万円令和6年分所得税と令和6年度分個人住民税に限り実施された、定額減税。先の税制改正大綱において延長の記載はありませんでしたので、令和7年は行われません。しかし、令和6年中に処理し切れていない部分の定額減税については、これから処理が行われます。まず、令和6年分の所得税で定額減税をし切れていない人に対して、令和7年の夏ごろから「不足額給付」が実施されます。令和6年の夏ごろから行われた調整給付を受け取った方は、定額減税し切れていない控除不足額から、調整給付額を控除して、なお控除し切れていない金額がある場合に限り、不足額給付が行われます。調整給付を受け取ったか不明な場合には、市区町村の窓口まで問い合わせてください。を超えて、1,805万円以下であり、かつ控除対象配偶者を除く同一生計配偶者(国外居住者を除く)を有する方は、令和7年度分の個人住民税から1万円の定額減税が行われます。これは、合計所得金額が1,000万円を超えると、配偶者控除が適用されません。しかし、定額減税は合計所得金額1805万円以下の方まで対象となっています。よって、合計所得金額1,000万円超から1,805万円以下の方の配偶者について、令和6年度は情報を把握することが困難であったため、令和7年度分の個人住民税から減税されます。最後に、事業専従者で年収100万円未満の方は、専従者であるため扶養の対象とならず、さらに所得税・住民税どちらも税額が出ていないため、令和6年夏ごろから行われた調整給付の対象にもなっていませんでした。よって定額減税の仕組みから漏れている状況であったため、令和7年の夏ごろから行われる不足額給付の対象となるようです。不足額給付は原則自ら申請する必要があります。対象となりそうな方は、市区町村から出される情報にアンテナを張っておいてください。定額減税、令和7年への影響JA全中・JAまちづくり情報センター・JAセレサ川崎 顧問税理士●柴原 一
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